2012年01月07日
65 ウミガメ育む千里の浜

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朝日新聞和歌山版2011年10月10日掲載
アカウミガメが毎年産卵のため上陸する、貴重な砂浜 みなべ町の千里の浜。
海浜植物が生え、多様性に富む浜。
昨年の6月末~7月初めに3回訪れました。
しかし今年は上陸数が少なく、2回は空振り

徹夜を続けて、3度目の正直で、
ようやく出会えたアカウミガメに心から感動しました。
今まで水族館などで見たことはあっても、
野生のウミガメが遠い海から来た、ここで産卵しようとしている、
その場に一緒にいることが、とても貴重で、かけがえのない時間でした。

目をこらし、息ものんで、穴を掘る様子を、微動だにせず見守っていましたが、
結局産卵をあきらめ、戻っていくカメに、
産みたくても産めないのはしんどいだろうな。。
と自分の痛みのように感じました。
上陸しても半分は産卵できないそうです。
子孫を残すのは大変です。
産卵をあきらめて海に戻る。
再度、上陸する事もある。
相当のエネルギーを要します。
ウミガメの顔。
貝をわるくちばし、大きな頭。
観光客の人がライトを思わず照らした時、
ウミガメが逆方向に歩きはじめました。
研究員の方が注意を促しました。
ウミガメの生態に配慮し、そっと見守りたいですね。
調査パトロールの様子は次の記事でご紹介します。
Posted by ポケット at 22:05│Comments(0)
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