2012年01月15日
74 台風12号被害時のペット救護

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朝日新聞和歌山版2011年12月26日掲載
和歌山県に甚大な被害をもたらした台風12号。
犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げ、
被災された方々のご健康と復興を祈念申し上げます。
今もなお、今後の生活再建に向けてご苦労されている被災地の状況に
多くの方が引き続き関心を持ち、支援の輪が広がりますよう、願っております。
紀南での動物の話題を通して、何か発信するお手伝いができればと、
ペット救護の状況を取材させていただきました。
自治体が独自で率先して行われた事例を通して、
被災者のお言葉からも、動物救護が人の心の支えとなり、
さらに人の救護につながることを実感しました。
そして様々な方々の、いろいろなご意見をお聞きし、
行政をはじめとする初動体制のしくみを、今から作る必要性を
皆さんと確認し、文章化できたことが、大きかったと思います。
掲載紙をお送りした後に、被災者の方からお電話を頂き、
「これからも伝えてください」 とおっしゃってくださったことが
何よりもうれしく、ありがたかったです。
どうか被災された皆様、くれぐれもお体をご自愛なさってください。
また伺わせていただきます

2012年01月15日
73 油汚染の水鳥救護講習会

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朝日新聞和歌山版2011年12月19日掲載
海上での油汚染事故は、世界で頻繁に起きていて、
油まみれになった鳥の救護ができる人材育成が求められています。
2回の講習を受ければボランティア登録ができるとのこと、
獣医の方々に混じり、講習会に参加しました。
人間も油汚染を受けるので、皮膚を露出しないよう、
ゴーグル、防護服、帽子を装着。
5人1グループで、カモやガチョウ1羽を担当。
長い管を食道に通し、
油を吸着する活性炭液や栄養剤を注入。
熱めのお風呂くらいのお湯に体を沈めると、
カモはおとなしくしていました。
羽を痛めないよう、決してこすらず、
泡立てた水流で洗うのがポイントです。
すすぎ
水をかけているのに、水滴がつぎつぎと背中に!
羽の撥水性に驚きます!!
水辺でくらす水鳥たちの見事な体のしくみ。
だからこそ、海の環境汚染に敏感です。
この記事を見て、2回目の講習会を申し込まれた方がいらっしゃったようで、
関心を持っていただきうれしかったです
